先月、連合愛知の事務所内一角に、2017春季生活闘争「賃上げ・一時金 要求・回答情報」ボードを設置し、集中回答日(3月15日)の夕方に、記者会見を開催した。今年の春季生活等の注目度は高く、大半のテレビ局・新聞社が記者会見の取材にきた。
しかし、テレビ報道や新聞報道にはベア失速という見出し記事が大きく、経済が見通せない厳しい局面下、各労使で真摯な団体交渉を重ね、経済成長や人への投資に向けて、見出した成果なのに、昨年と比較した数字のみが独り歩きしている。
この数字の独り歩きが、今後の中小労組における春季交渉に影響してほしくない。
これまで、中小労組の春季交渉は大手企業の賃上げ率を見ながら交渉するところも多く、そのため賃金格差は開き続けてしまった。しかし、連合愛知集計では、中小労組のがんばりによって、賃上げ率差は年々縮まってきており、この流れを絶対に止めてはならない。
今後、連合愛知では中小労組における春季交渉を注目していくとともに、その機運を盛り上げる取り組みを展開していきたい。




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