メーデーを考える

去る4月25日、第80回愛知県中央メーデーを矢場公園で開催しました。当日はあいにくの雨、それでも多くの方々に集まっていただくことができました。雨の中、運営委員の皆さんにも、ずぶ濡れになりながら役割を果たしていただき、本当にありがとうございました。さて、メーデーの起源は、1886年、アメリカのシカゴで一日の労働時間が12~14時間であったものを8時間に変えるために労働者が立ち上がり、経営者と交渉したことにあります。最終的には20万人の人々が団結し、労働時間を8時間とする協約を結ぶことに繋がったのです。この出来事が世界に伝わり、5月1日を労働者の祭典としてメーデーと定め、今日まで伝えられてきました。この間、さまざまな出来事があり、そんな中、メーデーは、これまで、実に80回もの歴史を積み重ねてきたのです。この歴史から、わたしたちが何を考えるかが大切だと思っています。


「労働者一人ひとりの力は小さくとも、大勢が団結すれば、山は動く」、このことは、これまでのメーデーの歴史が、わたしたち後輩に教えてくれている『真実』だとわたしは考えます。だからこそ、組合役員である以上、一人ひとりの労働者(組合員)が何に苦労し、何を求めているのかなど、十分に把握しておく必要があります。その上で、自分たちが行うべきことは何かを見極め、勇気をもって最後まであきらめず行動することが重要だと思っています。 わたしたち後輩が、メーデーの歴史から学んだことを、日ごろの活動に生かさなければ、メーデーを実施する意味が薄れてしまう気がしてなりません。是非、皆さんも一度、メーデーついて考えてみては・・・。




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