勤労者・生活者の視点に立って

 連合愛知に派遣されて、はや半年が経ちました。私にとって、労働組合の専従役員になって9年目となっています。 最初の4年は、ある労働組合の役員として、組合活動のいろはから学びました。ガンバローコールの構え方から声の出し方まで運動場で徹底的に覚えました。(実際は、覚えさせられましたが)また「労働組合の原点は職場である」との教えからいきなり無防備の状態で職場訪問を行い、ズタズタになって帰ってきた日々もありました。そういった活動を通じながら「労働組合役員として何が大切なのか?」を自問自答し、そのなかで私が最も大切にしたことは、職場の組合員と直接会い、話すことです。最初は職場オルグとして、職場の組合員の皆さんと話をするわけですが、知識も経験もなく、話を聞くことで精一杯でありましたが、次第に質問に対して、回答ができるようになったり、会社側に私の意見を伝えることができるようになったり、その改善が図られるとそれはそれでやりがいにつながっていきました。

その次の4年は企業グループの労働組合の連合会本部役員として、組合活動に携わりました。愛知県以外にも多くの組合が加盟しており、年間100日近く全国各地に行っては、各組合の三役会議や執行委員会に参加し、夜遅くまで議論してきたことは、私のその後の糧になりました。
いま現在は、冒頭にも書きましたが、昨年より連合愛知に派遣され日々活動を行っています。ここでの仕事は、これまで8年間の労働組合での活動とは違った側面での活動が多いというのが率直な印象でした。たとえば、連合愛知では、月1回必ず街宣活動を行っていますが、最初の街宣活動の時には、金山駅の北口で司会をすることとなり、あまり意味がわからずしゃべっていました。さらに、次の街宣活動では、街宣車の上に乗って、連合愛知の取り組みなどについてしゃべっていました。ほんの半年前には、こんなことをするとは思ってもいませんでしたが、これまで経験がない世界をいま日々体験しております。

また、愛知県の行政の方と懇談する機会や国会議員・県会議員の皆さんとお話しする機会が格段に増えましたが、連合愛知に加盟している組合員のために活動を行っていくことは、もちろんのこと愛知県下に集う勤労者・生活者の視点に立った活動についても、これまで経験してきた「現地・現物」を基本に地道に一歩ずつでもいいので前進していく気持ちで頑張っていきますので、よろしくお願いします。




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