7月10日、第24回参議院議員選挙の投開票が行われ長い選挙戦が幕を閉じた。
今回の選挙から、選挙権年齢が18歳に引き下げられたほか公示日の前倒しや期日前投票所の増設や投票時間の延伸など、投票率が注目されました。
結果、期日前投票は全国で1598万人が投票を済ませ、国政選挙では過去最多となった一方で、投票率は全国で54.7%、前回を上回ったものの史上4番目の低さとなりました。
気になる18歳19歳の投票率は、45.45%と全体の投票率を下回り、政府が主導してきた高校生などへの主権者教育や啓発が功を奏するまでには至りませんでした。

さて、連合は今回の参議院選挙比例代表に12名の組織内候補を擁立し全国の仲間と共に組織を挙げて闘ってきました。
結果、8名が当選を果たし約211万票を獲得し得票数では過去最多といわれています。
組織内候補を擁立した各産別の得票数を見てみると、2007年以降では支援産別との合算票を除き今回の参議院選挙の組織人員に対する得票率は軒並み最高値を示しており、各産別内での組織固めの取り組みが得票数を押し上げ当選を勝ち取ることが出来たのでしょう。

しかしながら、安倍政権は参議院での議席を伸ばし今参議院選挙の語られなかった争点でもある、改憲勢力が三分の二を超えたことをはじめ、労働者保護ルールの改悪や、消費増税延期に伴う社会保障の縮小など、私たち働く生活者にとって不安はさらに増大しています。

私たちは、“格差の是正と底上げこそがわが国の成長戦略!”を旗印に、全国の仲間と「クラシノソコアゲ応援団!2016RENGOキャンペーン!」を取組んできました。
私たち働く者の代表として、連合構成組織の組織内議員をはじめ、各級議員と更なる連携を図り、引き続き格差是正と暮らしの底上げに向け、働く者の連帯で安倍政治の暴走を食い止めなければなりません。

政治に無関心であっても、無関係ではいられません。
選挙での投票は私たち国民の大切な権利であり、誤りのない政権選択は子どもたちへの重要な責任です。
棄権は危険!
職場や家庭から政治への理解と関心を高める取り組みを始めましょう。




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