今期も残すところ2ヵ月余りとなり10月30日の第29回定期大会では、基軸大会として向こう2年間となる2018~2019年度活動方針(案)を決定するとともに、新たな役員体制を確立する。
現在、8月の機関会議にむけて議案作成の段階であるが、活動の基調として、2019年の連合愛知結成30年を見据え、これまでの歩みを止めることなく次代の飛躍へと確実につないでいく2年間とし、具体的には、働く者を代表する組織として社会に目をむけ、その力をさらに発揮する期間と位置付け、運動体としての組織基盤の強化にむけて構成組織・地協との一層のコミュニケーションを通じた相互信頼の醸成とともに、組織内外への発信力の強化と共感を得られる活動を展開し、『働くことを軸とする安心社会』を実現する流れを加速させることとしている。
その意味において、1つには働く者を代表する組織としての役割と責任発揮が求められおり、2020年までに10万人の組織拡大をめざす「第7次組織拡大中期計画」に基づく仲間づくりを着実に進めることとし、引き続き、組織の最重要課題として常に活動の延長線上には組織拡大があることを念頭に置いた活動を進めていかなければならない。今年度の7月末までの組織拡大実績は11,385名で、1万5千人の単年度目標に対する達成率は76%と、ここ数年の中では高い達成率となっており、この流れを止めることなく県下に集団的労使関係を構築していきたい。
2つには、組織基盤の強化にむけた構成組織と連合愛知との信頼関係の醸成は不可欠であり、丁寧な組織運営に努めることは勿論だが、活動を支える運動体であるそれぞれの組織が、組合員との接点である職場活動を重視し、自らの活動と存在を見つめ、役員はもとより職場組合員に至るまでより多くの仲間の参加・参画を促すとともに、支え合う職場・地域づくりを進めていかなければならない。連合愛知としても、先般6月に実施した「組合員意識実態調査(Webアンケート)」に基づく結果も踏まえ、常に組合員意識や組合員からの評価、自らの活動を見つめながら求心力ある活動を追い求めていきたい。
3つには、連合の姿や活動が見え、取り組みが理解されるためには組織内外に対する発信力の強化は何より重要であり、連合愛知の認知度向上にむけても、内にあっては会議・集会等を通じた報告や活動紹介をはじめ、直接組合員に情報が届く取り組みの充実を図るとともに、外にあっては、定期的な街頭宣伝行動を展開し、世論喚起を図り社会的うねりを呼び起こさなければならない。とりわけ、マスコミを通じた報道や記事掲載は大きな影響力があり、プレスリリースや取材対応なども更に工夫していきたい。
あわせて、ホームページとともに若年層世代にむけ、Facebook・Twitterなど連合愛知としてもSNSを活用した効果的な情報発信を行っていきたい。
改めて、連合結成の原点に立ち返り、「労働組合というセーフティーネットの傘の外に置かれている労働者に手を差し延べ、すべての働く者の幸せをめざす運動の砦となる」とともに、「社会の不条理に立ち向かい、職場や地域で働く労働者の頼りになる存在となる」ことをめざす2年間としたい。




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