連合愛知

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大学寄付講座 第5回

2025年11月11日 (火)

  • 活動報告[その他]

2025年11月10日(月)

連合愛知は、これから社会へ巣立つ学生に対し、働くことへの意識づけ(就労感)の醸成や、ワークルールの基礎知識、労働組合の存在意義と役割について理解を深めてもらうことを目的に、愛知県立大学にて大学寄付講座を開講することとなりました。
本講座を通じて、学生が安心して働き続けられる社会づくりへの関心を高め、将来のキャリア形成に役立てることを目指します。

国際社会から今後の日本を見る

―進行するグローバリゼーションにどう対応するか―

グローバリゼーションやITの進展により、私たちの働き方や社会の仕組みは大きく変化しています。外交官としての経験と労働組合活動を通じて、「これからの日本社会に必要な視点」についてお話されました。


■講演のポイント

1. 外交と国際社会のつながり

  • 自由・民主主義・法の支配・人権を重視した外交の重要性
  • ウクライナ、ミャンマー、イスラエル・パレスチナなどの国際情勢と日本の対応
  • 外務省と連合による人材交流プログラムの紹介

2. 働き方の変化と課題

  • ギグ・エコノミーやジョブ型雇用の広がり
  • 終身雇用制度の限界とリモートワークの普及
  • 働くことへの意識の変化

3. 労働組合の役割

  • グローバル競争に対応する企業改革
  • 欧州型労働運動との比較
  • 雇用の多様化と労働者層の階層化

4. マネーリテラシーと生活設計

  • 年収と手取りの違い、税負担の実態
  • 将来の生活費の試算と国民負担率の推移
  • 働く目的とお金の知識の重要性

5. これから求められる人材像

  • 専門性と汎用性を兼ね備えた「T型・π型人材」
  • 持ち運び可能なスキル(Portable Skill)と変化への備え(Change Readiness)

■まとめ

「働くこと」と「生きること」を見つめ直し、変化の時代に対応する力を身につけることが重要です。労働者一人ひとりが自律的にキャリアを形成し、社会の変化に柔軟に対応できる力を育むことが、これからの日本に求められています。