お知らせ

連合愛知2019春季生活闘争最終状況報告

【2019.08.23】


春季生活闘争1万人総決起集会


【すべての組合が月例賃金の引き上げにこだわり大手追従・準拠などの構造を転換する運動が定着!】

2019 春季生活闘争は、 すべての組合が 月例賃金にこだわり、 賃 上げの流れを継続・定着 に取り組むとともに、中 小組合や パート・有期・派遣で働く仲間 の賃金を「働きの価値に見合った水準」へと引き上げるため、賃金の「上げ幅」のみならず「賃金水準」を追求 し取り組みました。 同時に、雇用形態に関わらず、長時間労働を是正し、個々人の状況やニーズにあった多様な働き方を選択できる仕組みを整えるなど「すべての労働者の立場 にたった働き方」の実現に向け、組織が一体となって取り組みました 。

■201 9 春季生活闘争 賃上げ 回答・妥結状況
連合愛知の加盟組合の うち 、 4 10 組合 (人事院勧告組合を除く) が要求書を提出し た。要求提出を行った組合のうち 358 組合が回答を引き出しました。回答・妥結報告があった358 組合中、集計が可能な 326組合における 賃上げ の状況は加重平均で 6,639 円 、2. 19 となりました。
1,000人以上の 66 組合では 7, 249 円 ・ 2. 3 4 %、 300 人以上 999 人以下の 10 2 組合では 4,613 円 ・ 1. 69 %、 100 人以上 299 人以下の 89 組合では 5, 208 円 ・ 1.92 %、 99 人以下の 69 組合 では 4, 127 円 ・ 1. 6 5 %となりました。
賃金の引き上げ水準は、昨年(2.2 2 から若干さがったものの 、 月 例賃金を2% 以上 引き上げる 結果とななりました。また、 300 人以上の 大手 組合と 300 人未満の 中小 組合の賃上げ率 の 乖離についても、 若干格差は広がる結果となったが、 2016 春季生活闘争から主張してきた「大手追従・準拠 など の構造を転換する運動」 は 定着 し、格差 縮小 の流れを維持しています。

■2020 春季生活 闘争に向けて
今後も、 賃金 の「底上げ・底支え」 「格差是正」 と「すべての労働者の立場に立った働き方」の実現 に向けた運動を 継続 ・ 定着させていきます。そのためには、 名目賃金の到達目標の実現と最低到達水準の確保、すなわち「 賃金水準の追求 」 に取り組む必要があ り 、 各 加盟組合において賃金実態と課題を把握し、目指すべき賃金水準を見い出してい く取り組 みが必 要であります。引き続き、 働き方も含めた「サプライチェーン全体で生み出した付加価値の適正分配」 運動 の継続・強化 と 、中小労組 に特化した 支援、 パート・有期・派遣で働く仲間 の労働条件の向上などの 取り組みを 強化していきます 。

詳しい内容はPDFでご確認ください。