手を取り合って日本再生を

 3月11日の東日本大震災から3カ月が過ぎようとしています。今もなお被災地の復興の見通しは立たず、多くの被災者が厳しい生活を強いられています。 しかし、「そんなことをやっている場合じゃないだろう」と被災者だけでなく国民の多くが思った菅内閣に対する内閣不信任決議案騒動。いたずらに政治を混乱させるばかりか、震災からの復旧・復興と原発事故の収束に向けた歩みを停滞させるものでしかなく、この非常時に国民は怒り、あきれ果て、政治の存在が国民の心から消えてしまう恐れもあります。
連合は震災発生以降、民主党が一致団結し、野党とも協力して復旧・復興に取り組むよう強く求めてきました。今政治がやらなければならないこと。それは国を挙げて速やかな復旧・復興と原発事故の収束に向けた取り組みを進めることではないでしょうか。政権与党は一刻も早く混乱を収束させ、体制整備を図るとともに、被災地に目を向けて与野党一致協力して「政治の底力」を見せる時だと思いませんか。政治家一人ひとりが何を最優先するべきかを改めて問い直し、国を挙げて速やかな復興に向けた補正予算、予算関連法案の早期成立とその取り組みを進めることを期待します。連合も被災地支援に組織の総力を挙げるとともに、政府および与野党への働きかけと連携を一層強化し、日本再生に全力で取り組んでいきます。




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