自然災害の脅威

4月14日、熊本地域を中心に地震が発生し、その後16日は本震とされる地震が起こり今なお余震が続いています。
この地震により、尊い命を亡くされた方、また被害に遭われた方々に心からのお悔みとお見舞いを申し上げます。
私たちは自然の大きな力に、人間としてなすべきことができないままに、脅威の現実に遭遇してしまうことを、5年前の東日本大震災等で経験をしました。今、被災地の皆さんがこの現実を受け入れなければならないお気持ち、察するに余りあるものがあります。
一日も早く地震が終息して欲しいと心の底から念ずるものであります。そして、政府・政党や経済界や連合等が一体となって、被災地の皆さんのあらゆる面での復旧・復興に向けた取り組み展開しなければなりません。
連合愛知としても、被災地の復旧・復興に向けた取り組みに加盟構成組織や地協の協力をお願いするものであります。


 この余震が続く地震により、私も苦い思い出の記憶が蘇りました。
まだ、小学校中学年の時です。松代群発地震という地震が昭和40年8月3日から5年以上続き、体に感じる地震は延べ6万回を超すものでありました。被害は最小限におさまりましたが、地震ノイローゼとなる人まででました。
震源地は、松代市(現長野市松代)皆神山(みなかみやま)でありました。私は更埴市(現千曲市)に住んでいましたが、当時は学校の授業中には机の下に潜り込み、家では大きな地震が来れば家から飛び出した記憶があります。

余談になりますが、この時に、子供にとって怖いものに「地震・雷・火事・親父」という言葉を知りました。そして、更なる余談になりますが、この皆神山の地下には戦時中に皇居や大本営を移す計画があり、また、この松代地区は武田信玄と上杉謙信の川中島合戦の近くにもなります。

風化させてはならない5年前の東日本大震災や御嶽山噴火など。自然災害はいつ起こるかわかりません。もしもの時に備えていただくために、防災・減災について家族や職場で話し合っていただくことをお願いします。



10回目のブログ!!

連合愛知に派遣され、4期目(6年6ヵ月)を経て、私にとっては、10回目のブログ掲載となりました。今回は、昨年の12月から展開している「クラシノソコアゲ応援団!2016連合キャンペーン」について記載していきたいと思っています。このキャンペーンは、働く者、生活者の立場から社会的な対抗軸を構築していくことが目的です。ただし、これまでキャンペーンと大きく異なるところがあります。
如何に連合の関係者のみならず多くの方々を巻き込んでキャンペーンを展開できるかが鍵になります。そのためにも今回初めての取り組みを試行錯誤のなかで進めています。


 1つ目の試行錯誤は、街頭での訴求にくわえて、街角でのアンケート活動です。具体的には、大須商店街のなかで1チーム4名程度のグループ10組で、通行する方々に足をとめていただきヒアリングを行い、ボードにシールを貼ってもらう取り組みです。わたしも実際に「暮らし苦しくなっていませんか?」「仕事、きちんと報われていますか?」「老後や子育て、不安ありませんか?」「いまの政策、働く人が主役ですか?」の4つの質問をなげかけました。今回は、約260名の方々にご協力いただきましたが、働く方々や生活している方々の状況は、大変厳しくなっていることが肌感覚で実感できました。
2つ目の試行錯誤は、「クラシノソコアゲ応援団」の特別団員・団員の募集活動です。とくに特別団員には、著名人をはじめとした社会的に影響力・発信力のある方々にも趣旨に賛同いただき、キャンペーン活動や社会への発信を支援いただきたいと思っています。現在では、愛知県知事をはじめ市長やご当地アイドルユニットのグループにも賛同いただいています。今後も多くの方の賛同いただけるように取り組んでいきたいと思っています。(詳しくは、クラシノソコアゲ応援団WEBサイトに掲載していますので一度閲覧していたければ幸いです。) 
3つ目の試行錯誤は、現在まさに企画し、調整を行っている最中ですが、若者(大学生等)と連携した取り組みを是非やってみたいし、このブログで紹介できたらと思っています。
以上、つらつらと書き綴りましたが、今後も幅広い方々と連携を図り、この「クラシノソコアゲ応援団!」を盛り上げていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。



3.8国際女性デー

「3.8国際女性デー」を知っていますか?
国際女性デーは今から150年以上も前、1857年にニューヨークで起きた被服工場の火災で、多くの女性が亡くなりその後、工場で働いた女性たちが、非人間的な労働条件と低賃金に対し抗議行動を起こし、労働組合を結成しました。賃金・労働条件の向上を表す「パン」と、女性の尊厳・人権を表す「バラ」をシンボルに今も世界各国で女性たちが行動を展開しています。
連合では、春季生活闘争の中に国際女性デーの行動を位置づけ、全国で行動を展開しています。連合愛知でも3月8日に栄メルサ前にて、バラの花を配り、男女平等社会の実現について街頭宣伝行動を行いました。
男女雇用機会均等法が施行され30年以上が経ちました。さまざまな法整備によって平等にはなってきていますが、働く女性の半数は非正規労働者であり、結婚や出産を機に退職を余儀なくされている女性が6割もいます。また、男女間での賃金格差や管理職登用に格差があるのが現状です。


愛知県の女性活躍に関するデータ

今年4月に「女性活躍推進法」が施行されることに伴い、301人以上の企業や国・地方公共団体は、各職場での女性の活躍状況を把握、分析し、行動計画の策定・周知・公表することなどが義務づけられました。みなさんの職場はどうですか?計画の策定が進んでいますでしょうか?300人以下の企業は努力義務となりますが、すべての働く女性が、その個性と能力を充分に発揮でき、自分らしく活躍できるように、行動計画を策定していただきたいと思います。
男女がともに働きやすく暮らしやすい「男女平等参画社会」をめざして、一緒に頑張りましょう。



連合愛知と愛知県経営者協会は、当地域の発展と勤労者福祉の向上のために企業労使、個人、行政の果たすべき役割などについて、時宜に応じたテーマを選定し、研究・提言を行ってきました。
今、我が国は「超高齢化社会」を迎え、厚生労働省の調査によれば、2015年に全国民の4人に1人が65歳以上の高齢者となっています。こうした状況のなか、家族の介護を抱えている従業員も増加する傾向にあり、また介護を理由として離職せざるを得ない者の存在が社会問題化しつつあります。
そこで、2015年度は、テーマを『仕事と介護の両立に向けた環境整備』とし、仕事と介護との両立に向けて、社内制度の整備と運用の実態のみならず、表面化しにくい介護に対する組合員への対応など、各加盟組合における現状や取り組みの実態を把握するため、「仕事と介護の両立支援に関する実態調査」を2015年8月~9月にかけて行いました。その、調査結果が集約できましたので報告します。
このたびの調査にご協力を頂いた、構成組織・単組のご担当者の皆様にはこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。後日、「調査報告書」として各加盟組合へ送付させていただきます。

今回は、実態調査の一部を紹介します。

「会社へ仕事と介護の両立支援に関する申し入れをした」労働組合は約3割


会社に対して
「仕事と介護の両立支援に関する申し入れをした」労働組合は29.4%。
「活動方針等への取入れをした」が22.8%、
「労働組合内の環境整備に取り組んでいる」が14.7%
である。

介護をしている社員」を把握している労働組合は約4割

介護をしている組合員を把握している労働組合は40.4%。「把握していない」理由は、「組合員からの申し出がない」が最も多く、54.3%。次いで、「プライベートな問題のため、立ち入りにくい」(46.9%)「把握する仕組みがない」(45.7%)である。




新しい年を迎え、それぞれに新春の集いなども開催されることと思います。
毎年のことですが、今年もたくさん「おめでとうございます」の挨拶を聴くことになりますが、みなさんにとって“おめでたい年”であることを願います。
しばらくは、お正月気分ですが、みなさん今年もよろしくお願いします。
さて、2016春季生活闘争に向けて、今後各構成組織や加盟組合において春闘方針の策定を経て、本格的な春の賃金交渉がはじまります。
正月早々から開催される通常国会では、労働者保護ルールの改悪などの国会議論も危惧される中、引き続き労働者の権利を守る闘いは続きます。
こうした中、7月の参議院選挙をにらんで、連合は新たなキャンペーンとして「クラシノソコアゲ応援団!2016RENGOキャンペーン」を昨年12月8日からスタートさせ、全国の仲間と共に取り組みを展開しています。

ところで、みなさんは「連合白書」はご覧になりましたか?
連合が決定した「2016春季生活闘争方針」が掲載された白書で、取り巻く経済情勢や現状の課題や個別政策などについての資料と解説も載っています。
構成組織を通じて配布されますので、ぜひ一度読んでみてください。

ここ数年の春季生活闘争では、2014年に5年ぶりの賃金改善分いわゆる“ベア”の統一要求を決定し、続く2015年と2年連続で2%を超える賃上げを実現してきました。
しかし、要求の趣旨からすれば十分な水準には至っていないことや、企業間格差、企業規模間格差、雇用形態間の賃金格差は拡大している現実があります。
2016春季生活闘争では、「底上げ・底支え」「格差是正」に寄与する取り組みを強化し、引き続き月例賃金にこだわり、賃上げの流れを継続させなければなりません。
そのためにも、サプライチェーン全体の付加価値と適正配分を求めるとともに、これまでの春季生活闘争の賃金決定メカニズムを活かしつつ、とりわけ中小企業で働くみなさんや、非正規労働者の処遇改善に向け、大手追従・大手準拠などの構造を転換する運動に挑戦していきます。
連合は、2016春季生活闘争を人口減少、労働市場など様々な構造変化に対応していくための“闘争元年”と位置づけ「人への投資」を求めていくこととしています。

連合が希求する「デフレからの脱却と経済の好循環」を着実に実行するには、すべての働く人の賃金の「底上げ・底支え」と「格差是正」の実現が不可欠です。
大企業と中小零細企業、正規と非正規、男性も女性も、労働組合の有無にかかわらず、真にすべての働く人の生活改善につながる春季生活闘争を共に勝ち取りましょう!
そのうえで、7月の参議院選挙愛知選挙区の連合愛知推薦候補者“斎藤よしたか”参議院議員の必勝と、全国12名の連合推薦比例候補者全員の必勝に向け、全力で闘いぬきましょう!





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