先月、連合愛知の事務所内一角に、2017春季生活闘争「賃上げ・一時金 要求・回答情報」ボードを設置し、集中回答日(3月15日)の夕方に、記者会見を開催した。今年の春季生活等の注目度は高く、大半のテレビ局・新聞社が記者会見の取材にきた。
しかし、テレビ報道や新聞報道にはベア失速という見出し記事が大きく、経済が見通せない厳しい局面下、各労使で真摯な団体交渉を重ね、経済成長や人への投資に向けて、見出した成果なのに、昨年と比較した数字のみが独り歩きしている。
この数字の独り歩きが、今後の中小労組における春季交渉に影響してほしくない。
これまで、中小労組の春季交渉は大手企業の賃上げ率を見ながら交渉するところも多く、そのため賃金格差は開き続けてしまった。しかし、連合愛知集計では、中小労組のがんばりによって、賃上げ率差は年々縮まってきており、この流れを絶対に止めてはならない。
今後、連合愛知では中小労組における春季交渉を注目していくとともに、その機運を盛り上げる取り組みを展開していきたい。



 1年前、人工知能「AI」が囲碁でプロ棋士に対して勝利を収めたことがニュースで大きく取り上げられることがありました。
あれから1年、世の中ではこれまで以上にAIやロボットの進歩を耳にする機会が多くなったように感じます。日々の生活の中でも、コンピュータの処理能力の向上によって、少し前までメモリーの単位は「メガ」が当たり前であったのが、今は「ギガ」単位が一般的になっています。
こうした現状からも誰もが技術の進歩を実感しながら生活しているといえるのではないでしょうか。
先日、ある本で、こうした今の技術進歩を「チェス盤の後半に差しかかっている」と表現している人を見つけました。これはインドの古い伝承に由来しているとのことでした。
あらゆる娯楽に飽きた王様が国民に新しい娯楽を募ることがあったそうです。寄せられた中にチェスの原形になるゲームがありました。
発明者に褒美をとらせようとした王様に対して、発明者は米を所望したそうです。
チェス盤の1マス目に米粒を1粒、2マス目に2粒、3マス目に4粒、4マス目に8粒・・・と置き、盤上のすべての米粒をもらいたいと求めました。
聞き入れた王様でしたが、64マスのうち30マスも満たないうちに国家の米の蓄えが尽きてしまったそうです。(ちなみに64マス目では累計1850京粒)
コンピュータの処理能力で言えば、後半の32マス目から36マス目までの増加分(論者によれば約8年での進歩)は、32マス目までに積み上げてきた処理能力の4倍に達します。
あまりにも気が遠くなる話ですが、こうした急激な技術革新(イノベーション)の流れによって、私たちの生活はますます便利なものになっていくことを誰もが期待しているのではないでしょうか。
その一方で、こうした流れによって、これからの私たちの働く場が変わっていくことも考えられます。これまでAIやロボットにはできないといわれていた代替も進んでいくことを考えると、それに備え、自分たちが働く産業・企業・仕事の今後について考える時がきているのかもしれません。
今次春闘方針の中で連合は、「イノベーションに必要なのは「人への投資」」であることを掲げています。
企業は価値を保ち、存続するために「イノベーション」に挑戦し続けなければならず、その「イノベーション」を起こすのは労働者、つまり、スキル・能力をもった「人財」。 だからこそ企業には「人財」を育て維持していくために「人への投資」をこれまで以上に求めていかなければならないとしています。
今後、企業・労働者の双方が、社会全体が直面しているこのような課題について話し合うこと、そして、「イノベーション」に挑戦する私たちの思いを社会に発信していくことが重要なのだと感じます。



 連合では、年間3回の全国一斉労働相談ダイヤルを実施しています。
先月の全国一斉労働相談ダイヤルは、「雇用の不安・雇止めの不安はありませんか?」をテーマにして実施をしました。
みなさん知っていますか?
2018年4月1日より有期労働契約から「無期労働契約」への転換を申し込むことができます。
ただし、無期労働契約への転換には条件があります。
その条件は、2013年4月1日以降の有期労働契約が対象で、同一使用者と有期労働契約が通算5年を超えていること、契約更新回数1回以上が条件です。
これまでは、何年働いても有期労働契約のため、いつ雇止めになるか不安を持ちながら働かなければなりませんでしたが、有期から無期への転換により、働く人が安心して働き続けることができる社会を実現するための一歩となります。
労働者が無期転換への申し込みをすると、使用者が申し込みを承諾したものとみなされ、無期労働契約がその時点で成立します。
申し込みは口頭でも法律上は有効ですが、後々争いが生じやすいので、出来るだけ書面で申し込みをすることをお勧めします。
この法改正に伴い、今後、有期労働契約で働くみなさんは、もしかしたら、使用者から突然、現在の契約で終了をすると言われたり、契約更新しても来年の契約はしない等のケースが予想されます。
もし、このような雇止めがありましたら、連合愛知にお電話ください。
アドバイス・助言をさせていただきます。
電話番号は、フリーダイヤル0120-154-052 “0120 いこうよ れんごうに” です。
労働相談の関するお悩みは何でも相談ください。
あわせて、労働組合づくりのお手伝いもしています。





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