過日、名古屋市内のフォトサロンで、私が産別本部で組合活動に取り組んでいた時に、大変お世話になった先輩が個展を開催されました。
先輩の作品を目にした時、その素晴らしさに圧倒されました。
作品は、自然の作り出す色彩や四季折々の情景を、フィルム撮影に拘り作り上げたもので、正しく、一枚の写真に自然の色彩や情景を作り出したものでありました。

実は、先輩は60歳頃に病気を患い療養中に、ある写真店を通りかかった時に「俺のやることはこれだ!」と閃き、それから個展を開催されるほどまでになったそうです。
その時に気づき自分の足で歩き始め努力されたたことで、今日がおありになるのだと思いました。
今は、ご夫婦仲良く写真を撮られることもあるそうです。

さて、このブログが読まれる頃は4月になっています。
4月は、入園式・入学式・入社式など新しい社会がスタートします。
新しい社会に入ると、希望に満ちた心構えと少しの不安が入り混じった何とも言えない心の状況になります。
どのように社会の中で振る舞うか迷う時もあるでしょうし、仕事上の悩みもあるでしょう。
時が経つことで解決することもあるかも知れませんが、まずは自分から一歩踏み出さないと物事が進みません。
是非とも、新社会人の皆さんも自分の足で歩み出すこと、そして、動くことを実行して下さい。

その中で、何か困りごとがあった時は一人で悩まずに先輩や労働組合等に相談してください。
(もちろん連合愛知でも相談はお受けします。)
また、人生経験が長くなってくると、自分の殻を作ってしまうことがあります。
そんな時は勇気を持って殻を打ち破ることが必要です。

労働組合は、社会を構成する一つの組織であります。
生活者・働く者のために存在をしています。
そして、企業内労働組合は経営のパートナーでもあります。
私たちを取り巻く環境は厳しいものがあります。
その中で従来の活動を踏襲するだけでは労働運動の役割を果たすことはできません。

2014年春季生活闘争は、デフレ社会からの脱却、経済成長と整合性のある賃金確保、将来の付加価値を生み出す人への投資、非正規への広がりを求め月例賃金の確保に向けて取り組みました。
労働者保護ルールの改悪阻止を含め、いま、労働運動がすべきことを自らの足で踏みだしていくことを、先輩の作品から改めて心に刻み込みました。




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