ずるいキツネ?

 イソップ物語に「ずるいキツネ」というお話しがあります。

2匹のネコがご馳走の取り合いをしています。そこへキツネが通りかかります。キツネがきちんと半分に分けてあげるからといって秤を2匹のネコに用意させます。キツネはご馳走を二つにして秤に掛けます。「あれ右の方が重いぞ」と言って右の方を少しちぎって食べました。「今度は、左が重いや」左の方も少しちぎって食べました。「なんだ、右が重くなったぞ」右をちぎって食べました。「これじゃ、右が軽すぎる」左をちぎって食べました。キツネは秤にかけながら右と左のご馳走を交互にちぎって食べました。2匹のネコは目を丸くして見ていましたが、秤の上のご馳走は、豆粒ほどになりました。「これじゃ、しょうがないね。僕が片づけてあげよう。」キツネは、ご馳走をきれいにたいらげて行ってしまいました。

この物語には、もう少し落ちがありますが、いろいろと考えさせられます。
最近の日本の政治や社会でこの物語に似たことが、いろんなところで起きているのではないかと思います。企業の不正や不祥事、スポーツ業界等でのハラスメントや圧政的な事件が相次いで起こっています。極めつけは日本の今の政治体制です。この物語のタイトルは、「ずるいキツネ」ですが、悪いのはキツネでしょうか?いさかいを続けていて漁夫の利ばかり与えていてよいのでしょうか?日本の社会は、進行する人口減少を背景に超少子高齢化への対応が急務であり、労働力不足、新技術への対応、大きな被害をもたらし頻繁に発生する自然災害への対応等、待ったなしの状態にあります。カジノや参議院の定数増などに取り組んでいる場合ではありません。ご馳走ばかりに目を奪われておらず、もっと本気で国民の生活に目を向けた政治にすべきです。まずは、緊張感ある政治体制を一刻も早く取り戻すことが重要です。政治に対してあきらめ感や呆れ感を持っている方、また無関心の方、もう一度政治に目を向けて、一緒に取り組んでいきましょう。






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